11話　太田　武志　60歳の場合

中高年齢婚活パーティーを開催して３６年になる。今まで、様々が人達が参加してきた

皆、色んな事情や思いをもって参加している。そんな人々のエピソード

武志：私は初めて、中高年齢婚活パーティーに参加してみて、そこで話した菊池さんとデートの
　
　　　　　約束まですることができた、しかも菊池さんは42歳と私より18歳も年下の女性

　　　　　こんなにも、とんとん拍子に話が進んでいいのかと戸惑いながら、デートの約束をして

　　　　　丁度時間になり、司会者の方から、男性は次のテーブルに向かって下さいとアナウンスされ

　　　　　後ろ髪を引かれる思いで次のテーブルに進んだ

武志：さあ、次はどんな女性と話ができるのだろうと期待を膨らませて、移動したら

　　　　　お久しぶりと思いもかけない言葉をかけられた、私は声をかけてきた女性をみると

　　　　　びっくりして、息を飲んだ、そこにいたのは京子である、私が45歳の時、少しだけ付き合った

　　　　　京子がそこにいた、付き合ったというより、3〜4回寝ただけで、デートらしいデートはしたこともなく

　　　　　いつも、飲みに行ってホテルに行くというパターンだった。でも、私はず〜と彼女のことが好きだった

　　　　　只、その時、彼女には子供がいて、彼女と結婚して、子供の父親になる決断が出来なかった

　　　　　彼女の方からも結婚とか今後どういう付き合いをしたいとか、そんな話もでることもなかったが

　　　　　ある日、突然、東京を離れると連絡がきて、そのままさよならした