高齢者婚活パーティーで出会った泰久さん（仮名・東京都）６０代の男性の方と、亮子さん（仮名・神奈川県）５０代の女性の方。

ラインで約束した土曜日の待ち合わせ。

泰久（亮子さんとは頻繁に会うようになったな。随分距離が近づいた気がする）

亮子「・・・というわけなんだけどね。・・・ちょっと、聞いてる？」
泰久「ああ、すまない。なんだっけ？」

亮子「もう。来月あたりに３人で食事でもしない？って話よ」

泰久「ああ、３人で。いいね。ん・・・？３人？誰と？」

亮子「だから、私と娘と一緒に。３人で」

泰久「え・・・ええっ！娘さんと・・・。正直会う勇気がまだ持てないというか・・・というか、俺が会っても大丈夫なのかな？」

亮子「大丈夫じゃない？」

泰久「そんな気楽な。こっちは物凄く緊張するし、嫌われたらどうしようって心配だし・・・」

亮子「そんなたいそうなものじゃなくてただの食事だから大丈夫よ。娘も会いたいって言ってるし」

泰久「俺のこと話したの？」

亮子「もちろん。というか、娘の方から聞かれちゃったわ。最近あんなに怖がってたスマホに携帯を変更した上に、ラインも始めてフェイスブックまで！絶対なにかあったんでしょう？って。あはは。そりゃあいきなりこんなに色々始めちゃったらどうしたのって思うわよねえ」

泰久「なるほど・・・。それはそうか。ははは」

亮子「と、いうことで来月あたり３人で食事でもどうかなって思うんだけど、いいかしら？」

泰久「俺はいいけど・・・亮子さんは大丈夫なのかい？その、実際に会って娘さんに反対されたりでもしたら・・・」

亮子「泰久さんって結構心配性なのね！娘もそんなに分からず屋じゃないわよ。大丈夫大丈夫。私は娘の見る目を信じているわ」

亮子さんの力強い説得に押されるような形で泰久さんは亮子さんの娘さんと初対面をすることとなりました！

SNSで写真だけは見たことがある娘さん。
一体どういう人だろう・・・。
＜続く＞