高齢者婚活パーティーで出会った泰久さん（仮名・東京都）６０代の男性の方と、亮子さん（仮名・神奈川県）５０代の女性の方。

再び２人共参加したことで再会でき、誤解も解け和気あいあいとおしゃべりするお二人。

泰久「今度はちゃんと繋がる家の電話にかけるね」
亮子「私も早く新しい携帯電話を買っておくわ」

そして２度目のブライダルネットの中高年お見合いパーティは終了しました。

無事に２人は連絡先を再度交換でき、後日泰久さんが電話をかけました。

泰久「あ、もしもし泰久です。亮子さん・・・・」
◯◯「はーい。もしもし！え・・・？亮子？・・・・ちょっと待ってください〜」

泰久「！？（誰だ？知らない人が出たぞ・・・・）」

亮子「はい！もしもしお電話代わりました。亮子です。」
泰久「あ・・・亮子さん、泰久だけど・・・今大丈夫？」
亮子「大丈夫よ！」
泰久「良かった。今度はいつ会えそうかな、と思って・・・」
亮子「今週の土曜日はどうかしら？」
泰久「俺もその日大丈夫。じゃあ、その日にしよう」

待ち合わせ場所や時間などを話し合って一段落した時に、

泰久「あの・・・ちなみに、先程のはどなた？」
亮子「え？」
泰久「最初に電話に出た・・・女性かな？」
亮子「ああ・・・娘なの。いっぱしの大人なんだけど、まだ実家暮らしで一緒に暮らしてて」
泰久「娘さんか！お幾つかい？」
亮子「もう今度30歳になるんだけどね。なかなかいい人がね・・・なんていうと、いい人が居ないのはママもでしょー！って言い返されるから。あははは」
泰久「そっか。ははは。母娘で仲がいいんだね」
亮子「ずっと二人きりだったからねえ」

いきなり電話越しに娘さんの話をあれこれ詳しく聞いてしまうのも失礼かな、と思い

泰久「では、当日、楽しみにしてるよ」
亮子「私も楽しみだわ」

電話を切り、泰久さんは考えました。

泰久（亮子さんには、立派な娘さんがいるんだな・・・。結婚もまだのようだし。俺、大丈夫かなあ・・・）

＜続く＞