1話　太田　武志　60歳の場合

高齢者婚活パーティーを開催して３６年になる。今まで、様々が人達が参加してきた

皆、色んな事情や思いをもって参加している。そんな人々のエピソード

ついに、６０歳になった、齢を重ねるごとに、１年の時間の経過が早く感じると聞いてはいたが

まさに、その通りである。４０歳からは、まさに急スピードで齢をとった感じである

多くの人は、４０歳から６０歳という期間は、結婚していて、子供もいて、人によっては孫もいて

男性の場合、サラリーマンであれば、管理職になって、定年を迎えるような人生が多いだろうか

只、私の場合は、結婚してない為、当然、子供もいない、親も私が20歳の時には、両親とも

亡くなっている、一人っ子の為、兄弟もいないし、親戚付き合いもないので、まさに一人きりの

孤独な人生である。別に孤独で寂しいとか困るという訳ではない、むしろ、気楽で、それなりに

人生を楽しんでいると思う。しかし、この頃、このままでいいのだろうかと考えるようになってきた

子供は無理にしても、一緒に生活できる人がほしい、一緒に食事して、一緒に買い物して

一緒に旅行したり、日常に会話のある生活をしたいと思いが強くなってきた。

そんな私に友達から高年齢婚活パーティーにでてみないかと誘われた、友人は熟年離婚したばかりで

婚活をしているという、ネットで中高年婚活パーティーを見つけたので、一緒に参加しようと誘われた