高齢者婚活パーティーで出会って見事マッチングを果たした、
鈴木博さん（仮名・東京都）６０代の男性の方と、斉藤京子さん（仮名・埼玉県）５０代の女性の方。

スタッフ「その後、斉藤さんとはいかがですか？」

博「すごく良いお付き合いができています。結婚も考えていて・・・。」

スタッフ「それはおめでとうございます。」

博「ありがとうございます。本当にこの中高年婚活パーティに参加して良かったです。」

スタッフ「そう言っていただけて何よりです。」

博「実は秘密にしていることがあって・・・。あ、彼女は知っているんですが、彼女の家族は知らなくて。」

スタッフ「秘密？」

博「はい。それを言うべきかどうか迷ってまして。」

スタッフ「金銭的なことやご家族のことなどですか・・・？それならパートナーにクリアにしているんだったら大丈夫かと思いますが・・・。」

博「いや、そうじゃなくて・・・うーん。あの、薄毛なんです。本当は。」

スタッフ「えっ。そうなんですか？全然そう見えないですね。」

博「ははは。フルオーダーメイドなもんで。こう言った悩みの方、このパーティに多くいらっしゃるんじゃないかと思って・・・ご相談を。」

スタッフ「う〜ん。確かに、薄毛の方はいらっしゃいますが、そのことを隠してらっしゃる方は多くはいないですね・・・。でも個人的な見解ですが・・・」

博「はい。」

スタッフ「鈴木さんはお人柄が良いので、パートナーの方が受け入れてらっしゃるなら、そのご家族の方のことはあまり気にされなくて良いかもしれません。話したいときに話されて良いと思います。」

博「そ、そういうものでしょうか・・・。」

スタッフ「お母様想いの娘さんのようですから、きっと反対なんてされることは無いですよ。」

博「えっ、なぜ娘さんのことを知ってるんですか？」

スタッフ「実は、それは斉藤さんご本人に聞いたものですから。」

博「なるほど・・・。確かに良いお嬢さんだったから、それで嫌われるなんてことは無さそうだし、もし嫌だと思われても、それで交際を反対するってことは無さそうだ・・・。」

スタッフ「ご結婚、うまくいきますように。」

博「ありがとうございます。相談に乗ってくれて感謝します。」

ーーーーーーーーーーーーーー
お二人とも、末長くお幸せに！

＜終わり＞