高齢者婚活パーティーで出会って見事マッチングを果たした、
鈴木博さん（仮名・東京都）６０代の男性の方と、斉藤京子さん（仮名・埼玉県）５０代の女性の方。

博「いや、今のはちょっと馬鹿にしてたかも。あはは。」

京子さんのことをからかっていた博さん。

京子「何よおー！やっぱり馬鹿にしてたんじゃない！もう、許さないんだから！」

博「ははは、すまんすまん。京子教授。」

京子「もう！真面目に話していたのに。すぐに茶化すんだから。博さんのそう言うところ・・・。」

博「ん？そう言うところ・・・嫌い？」

京子「ううん。・・・面白いと思うわ。」

博「つまり好きってことでしょ？参ったなあ〜。」

京子「もう、すぐそうやって・・・プハッ。」

博「おっと。今のはウケたってことね。」

京子「ウケたわ、あはは。博さんやっぱり面白いわ。そういう面白くて楽しい博さんが・・・・好きだわ。」

京子さんはそういうと、博さんにそっと歩み寄り、ぎゅっと抱きしめました。

京子「好きだわ。博さん。前から・・・いえ、前よりも、もっとだわ。」

博「京ちゃん・・・ありがと。嬉しいな、素直に。」

博さんも抱きしめ返すと、

博「なんだか照れるなあ、ははは。京ちゃんの方から来てくれるなんて。」

京子「そうね、照れるわね。私も・・・恥ずかしいわ。」

博「いかん、だから・・・止まらなくなってしまうな、こりゃ。この場所がまた・・・いけない。いけない。」

そういうと抱きしめた手を緩めて、京子さんと距離を取ろうとしました。


＜続く＞