高齢者婚活パーティーで出会って見事マッチングを果たした、
鈴木博さん（仮名・東京都）６０代の男性の方と、斉藤京子さん（仮名・埼玉県）５０代の女性の方。

話し合ってコンプレックスに対する誤解を解いた二人。

京子「そういうわけで・・・。私も以前は博さんのこと誤解していて、馬鹿にされてるんじゃないかなって思っていたし、さっき博さんが受けた同じような気持ちは、誤解だから。」

博「うん、説明してくれてありがとう。そうだな、誤解だったみたいだ。」

京子「こちらこそ、分かってくれてありがとう。でもそう考えると・・・・。」

博「ん？」

京子「コンプレックスって自分自身を卑下して見てしまう原因になるのかもしれないわね。」

博「なるほど・・・・。そうだね。京ちゃんも俺も、コンプレックスの点で引け目を感じて勝手に相手を誤解していた。」

京子「まあ引け目を感じるのが、コンプレックスなわけだけど。」

博「まあな。そのまんまだな。ははは。それにしてもノンビリ京ちゃんにしては凄く論理的に考えるね。」

京子「だからノンビリは余計！そう、私は論理的なのよ。言葉にするのが・・・遅いだけで。ふふふ。実は頭脳派なの。」

博「そうか頭脳派なのか。ははは、そりゃすごい。京子博士、いや京子教授かな？人間心理のご講義を是非とも、ご教授願いたいもんだ。ははは。」

京子「ちょっと何それえ。それは私のこと馬鹿にして・・・おっと、誤解かしら・・・。」

博「いや、今のはちょっと馬鹿にしてたかも。あはは。」

京子「何よおー！やっぱり馬鹿にしてたんじゃない！もう、許さないんだから！」



＜続く＞