晴れた朝「博さん京子さん」21
2019年01月13日 [中高年婚活パーティー 高齢者お見合いパーティー]
高齢者婚活パーティーで出会って見事マッチングを果たした、
鈴木博さん(仮名・東京都)60代の男性の方と、斉藤京子さん(仮名・埼玉県)50代の女性の方。
寝ぼけまなこで抱きついてきた博さん。
博「おはよう。」
京子「博さんっ」
驚く京子さんの肩越しに、窓の外を見ながら、
博「すごい。晴れてる、いい朝だね。京ちゃん予定は大丈夫?」
京子「予定・・・あっ!」
予想してなかったまさかのお泊まり。
その日はお昼から、スーパーのレジのパートがある日でした。
京子「仕事があるわ・・・!一度帰らなくちゃ。」
我に帰り、バタバタと帰り支度をする京子さんには
熱い昨夜を振り返ってる暇もなければ、
後悔したり、はたまた喜んだり、恥ずかしがったりする間もありませんでした。
博「そうか、間に合うように急がなくちゃな。送るよ」
京子「最寄りの駅までで大丈夫よ。」
博「そう?分かった。」
昨夜のことを考えたかったけれど、
むしろ思い出すのもためらわれる思いだったので、
その話題をせずに済むように、普段よりもバタバタと焦りながら準備をして
二人はホテルを出ました。
そして別れ際。
博「楽しかった。じゃあね京ちゃん。また連絡する。」
京子「え、ええ・・・。それじゃあ。また。」
また、というのはあるのだろうか。
一抹の不安が頭をよぎります。
一夜だけの関係というやつなのではないだろうか。
京子(それにしてもなんて簡単に流されてしまったの・・・)
京子さんは、不安を抱えつつ、
そのままくるりと駅の方向へ向かい、それでその日は別れました。
<続く>
鈴木博さん(仮名・東京都)60代の男性の方と、斉藤京子さん(仮名・埼玉県)50代の女性の方。
寝ぼけまなこで抱きついてきた博さん。
博「おはよう。」
京子「博さんっ」
驚く京子さんの肩越しに、窓の外を見ながら、
博「すごい。晴れてる、いい朝だね。京ちゃん予定は大丈夫?」
京子「予定・・・あっ!」
予想してなかったまさかのお泊まり。
その日はお昼から、スーパーのレジのパートがある日でした。
京子「仕事があるわ・・・!一度帰らなくちゃ。」
我に帰り、バタバタと帰り支度をする京子さんには
熱い昨夜を振り返ってる暇もなければ、
後悔したり、はたまた喜んだり、恥ずかしがったりする間もありませんでした。
博「そうか、間に合うように急がなくちゃな。送るよ」
京子「最寄りの駅までで大丈夫よ。」
博「そう?分かった。」
昨夜のことを考えたかったけれど、
むしろ思い出すのもためらわれる思いだったので、
その話題をせずに済むように、普段よりもバタバタと焦りながら準備をして
二人はホテルを出ました。
そして別れ際。
博「楽しかった。じゃあね京ちゃん。また連絡する。」
京子「え、ええ・・・。それじゃあ。また。」
また、というのはあるのだろうか。
一抹の不安が頭をよぎります。
一夜だけの関係というやつなのではないだろうか。
京子(それにしてもなんて簡単に流されてしまったの・・・)
京子さんは、不安を抱えつつ、
そのままくるりと駅の方向へ向かい、それでその日は別れました。
<続く>