高齢者婚活パーティーで出会って見事マッチングを果たした、
鈴木博さん（仮名・東京都）６０代の男性の方と、斉藤京子さん（仮名・埼玉県）５０代の女性の方。


いつの間にか、京子さんのグラスは空になり、

博「もう一杯、同じの頼む？」

京子「え？ええと・・・。」

博「一緒に烏龍茶も頼んでおこうか。」

京子「あ、それなら安心かも・・・じゃあ、同じのもう一杯。」

美味しい料理や楽しいトークも相成って、珍しくお酒が進んでしまう京子さん。

京子（楽しいわ。料理もお酒もとっても美味しいし。私って意外と飲めるのね・・・・）

そうやって、いつの間にか、小さなグラスですが４杯ほど飲んでいて
気づいたら頭がクラクラして、体もフワフワしてきました。

京子「ワッ。私酔ってるわ。なんだかフワフワするもの。」

博「顔もだいぶ赤くなって来てるしね。」

京子「えっ？本当？やだ〜〜〜お茶飲まなくちゃ」


お店に入ってから３時間が経過し、
二人とも随分と気兼ねなく話せるようになって来ました。

京子「鈴木さんって女性慣れしてる気がするのよねえ〜。本当は彼女がいるんじゃないのお。」

博「いないよ。京子さんも彼氏いなかったの？」

京子「ずっと娘を一人前にしようって思ってて〜。彼氏なんて・・・考えてもいなかったわあ。」

博「じゃあ、どうして中高年婚活パーティに？」

京子「それは、娘の勧めでえ・・・。」

博「じゃあ、今日きてくれたのも娘さんの勧めで？」

京子「いえ・・・今日は私も来たかったからあ、また会いたいなって。」

博「嬉しいね。俺も１日一緒にいられて嬉しいよ。また会いたかった。」

京子「んもう。言い慣れてるんだからあ。」

博「そんなことないよ。慣れてないさ。ははは。」




＜続く＞