高齢者婚活パーティーで出会って見事マッチングを果たした、
田中哲二さん（仮名・埼玉県）６０代の男性の方と、三浦加代さん（仮名・千葉県）５０代の女性の方。

シャワーを浴びて浴室から出てきた加代さん。

加代「ああ、すっきりした。ええと、ドライヤーは・・・これを借りてもいいのかしら？」

洗面台のドライヤーを使いながら髪を乾かしている加代さんは、
哲二さんが渡してくれた着替えの部屋着を着ていました。

加代（男性の服を着るって言うのもちょっとドキドキするわね・・・）

自分が写った洗面台の鏡を、思わずまじまじと見てしまいます。

加代「メイクもすっかり落としちゃったけど、どうしようかしら。さすがにスッピンというわけにも行かないわよね。これから飲み直すのかしら？」

お風呂上がりで迷いましたが、一応メイクをし直すことにした加代さん。

加代（メイクポーチ持って来ていて良かった。あまりにしっかりメイクをするとお風呂入ったのに変だから、ナチュラルなくらいで・・・）

髪の毛を乾かして、メイクをし直していたので、
加代さんが浴室に入ってから、いつの間にか時間が経っていました。

加代「お風呂ありがとう。結構長いこと洗面所にいちゃったわ。お待たせしてごめんなさ・・・・」

そう言いかけて寝室を覗いた加代さんは、ビックリしました。


哲二「ぐ〜〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜〜」

そこには、高いびきをかいてしっかり寝てしまっている哲二さんがいたからです。

加代「な・・・。なんで寝ちゃってるのーーー！？」



＜続く＞